2020年12月10日(木)~ 2021年 2月5日(金)正午
*以下からご選択の上、オンライン演題登録画面よりご応募ください。
2003年の本邦における防ぎ得た外傷死(PTD)は38.6%という公表から約18年が経過し、PTDはどこまで減少したのか、日本外傷データバンクなどのビッグデータを用いて本邦における外傷医療が真に向上したか否かを検証していただき、討論をお願いしたい。
新たな時代の外傷医の育成に関して、日本外傷学会の外傷専門医制度に基づく次世代の外傷医のあり方について討議していただく。また、今後のon the job training、あるいはJATEC、JETECなどのoff the job trainingに求められる重要事項は何かを議論していただく。
重症外傷の大量出血あるいは重症頭部外傷に起因する血液凝固線溶異常に対して、如何なる初期治療が有効かを議論していただく。唯一エビデンスを有するトラネキサム酸の投与は本当に有効かという課題を含めて、重症外傷の血液凝固線溶異常に対する治療について討論していただきたい。
外傷患者の死因で最も多いのは重症頭部外傷である。重症頭部外傷の予後は厳しく、その治療については新たなエビデンスが少ない領域ともいわれるが、重症頭部外傷の臨床最前線に関して語っていただきたい。
世界で多発するテロや特殊災害が、もし本邦で起こった場合に初動対応を如何に行うのか、事態対処医療のあり方について討論していただく。また、社会的に影響の大きかった秋葉原連続殺傷事件、相模原やまゆり事件、川崎連続殺傷事件などにおける救急救護の課題について議論していただきたい。
外傷医療の発展に医療機器の進歩は欠かせず、本邦においてもハイブリッドERなどの最新医療機器が次々と現れている。科学技術の発展に基づく最新医療機器について、その効用を含めて発表していただく。
外傷医療は外科医、脳神経外科医、心臓血管外科医、整形外科医、放射線血管内治療医などが頭からつま先まで、種々の手術や処置介入によって予後を改善している。その匠の技を本セッションで是非、披露していただきたい。
外傷症例における種々の画像診断の進歩は著しく、例えばホールボディーCTの出現は外傷初期診療ガイドラインにも影響を与え、予後改善に貢献しているものと思われる。本セッションでは外傷症例において優れた画像診断により予後改善に繋がったケースを呈示していただき、その有用性について議論していただきたい。
2004年から運用を開始した日本外傷データバンク(JTDB)は、2019年の新システムへの移行を経て、発展を続けている。近年ではJTDBを用いた外傷疫学研究の原著論文が急増して、本邦から世界に多くの研究が発信されている。その研究の最前線を披露していただきたい。
頸椎骨折に伴う頚髄損傷は、外傷医療の中でも機能予後不良な損傷と位置づけられている。しかしながら、超急性期の手術介入や再生医療に基づく新たな治療が注目を集め、近い将来に光がさしてきたと思われる時代になった。頚髄損傷治療の現状と治療最前線についてご発表いただき、議論していただきたい。
近年、重症体幹外傷の出血性ショックに対して、REBOA(Resuscitative Endovascular Balloon Occlusion of the Aorta:大動脈内バルーン遮断)の有効性が確立しつつあるが、日本はこの領域の臨床で世界をリードしてきたと言っても過言ではない。REBOA治療の現状と世界の動向、あるいは今後の展望などについてご発表いただき、議論していただきたい。
AI、5G、VR、ロボット手術、再生医療等の技術革新に基づく外傷医療の今後について夢を語っていただきたい。
本パネルディスカッションは日本外傷学会および日本IVR学会合同セッションです。 IVR学会では、IVR研修を希望する先生向けに研修先を紹介するシステムを作成しています。実際に研修を行った先生や研修を指導している先生にお話しいただきます。
*以下のいずれかをご選択ください。一般演題の方は必須です。
【シンポジウム・パネルディスカッションに採用されない場合、一般演題への応募】
*一般演題以外の方は、以下のいずれかをご選択ください。