このたび伝統ある乳腺疾患研究会の第28回学術集会を2022年3月19-20日に主宰させていただくことになりました。大変な名誉を頂戴し、園尾理事長をはじめ世話人の方々のご厚意に応えるべく鋭意準備を進めているところでございます。
さて皆様もご周知のごとく、コロナ禍はまだ収束しておりません。確実な開催を期すために、本会をオンライン開催といたしますこと、どうかご容赦くださいませ。
今回の主題は「乳がん診療の温故知新」といたしました。近年乳がん医療は大きな変革を遂げています。今この時に乳がん医療を担う我々にとっての不変の原理原則、我々が立つ礎、今後の方向性などを鑑みる意義は非常に大きいものと考えます。そこで本会では、乳がん診療に係わる全ての医療者(医師・助産師・看護師・臨床検査技師・放射線技師・薬剤師など)が、初学者から熟練者を問わず集いて、乳がん診療の基礎から最新の知見までを広く深く学び高める場となるべく構想を練りました。教育的講演を中心に一般演題も募集します。現在鋭意、準備を進めております。奮ってご応募ご参加くださいませ。
また今回の学術集会は独協医大放射線科の久保田教授が当番世話人を務めますDCIS研究会、当研究会と日本産婦人科乳腺医学会の3つの学会を繋げて、オンラインで3月19日土曜日から3月21日月曜日まで、第13回DCIS研究会、第28回日本乳腺疾患研究会、第28回日本産婦人科乳腺医学会の順で直列に進行いたします。
特にDCIS研究会の事務局長蒔田先生、当会の園尾理事長および日本産婦人科乳腺医学会の苛原理事長のご理解とご支援により実現した前例のないプログラムです。それぞれの会の門戸を広げ、多くの参加者を募り、内容を盛り上げたく企画しました。そのため通常の学術集会と、やや変則的になるかもしれませんが、どうかお許しくださいませ。一人でも多くの参加者をお待ちしております。ぜひDCIS研究会、産婦人科乳腺医学会にもご参加くださいませ。末筆ながら、ますますのご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。
2021年12月吉日