会長挨拶

第20回学術集会を迎えて

2022年 10月 30日(日)に第20回学術集会 が 開かれます。この原稿を書い ている 7月上旬にまたコロナの発症が全国的に増加し、夏の旅行などにも影響が出るのではといわれています。 2020 年、2021年と対面による学術集会は中止されてきたので 今年は小規模でも対面参加による学術集会を開催したいと考えていましたが今年も Web 開催となります。

今年の学術集会のテーマとしては「より具体化しよう-更年期からのヘルスケアの実現をめざして―」を考えています。 プログラムとしては 3会場を予定しており特別講演 3~4題、一般演題10~20題、ラウンドテーブルディスカッション10題程度(午前、午後)を計画しています。

最近、女性の地位向上、能力を十分に生かそうなどの動きとともにフェムテック、PMS 、メノポーズなども話題にとりあげられることが増加してきています。更年期についても じっとがまんしてトンネルを抜けるのを待ちましょうから、積極的に工夫して早く切り抜け 次の場での活躍に期待しましょうに変わってきています。この動きをサポートするものとしては従来の更年期医療の主役である薬物治療よりも生活の工夫、情報提供、カウンセリングなどだと思います。

当学会はこの方面の人材が多く、今後の活躍が期待されています。コロナも希望的観測ですが下火になっていくことが予想されています。元気に10月にまたWebでお会いしましょう。

第20回日本更年期と加齢のヘルスケア学会学術集会 会長
小山 嵩夫(小山嵩夫クリニック院長)