会長挨拶

開催のご挨拶

第36回 日本小切開・鏡視外科学会 会長 森 俊幸

この度、2024年7月5日(金)~6日(土)にベルサール神保町(東京都千代田区)におきまして、第36回日本小切開・鏡視外科学会を開催させて頂くことになりました。

本学会は、2009年5月に「吊り上げ法手術研究会」と「ミニラパ研究会」が統合しNPO法人の学術団体として設立されました。設立目的は、開腹手術で確立された安全な手技を体表の吊り上げや小切開を用いて内視鏡下手術と融合させた小切開・鏡視外科手術を確立させ普及することでありました。この概念は外科領域(消化器・呼吸器・内分泌・小児外科など)だけでなく、産婦人科や泌尿器科、整形外科等にも広がり、完全鏡視下手術が進む中でも一つの柱として確立されております。

今回のテーマは「新時代の小切開・鏡視手術 LEMIS 3.0」と致しました。

従来小切開・鏡視外科手術に用いられてきた機器に加え、現在手術支援ロボットや術中画像支援装置など多様な機器が利用可能になっております。小切開・鏡視外科手術もこれらの進歩に合わせ進化することが期待されます。このような手術がどのような形態になるかはわかりませんが、新しい形態を小切開・鏡視手術 LEMIS 3.0と名付け、その姿を探る研究会にしたいと考えております。

皆様の多数のご参加をお待ちしております。

第36回日本小切開・鏡視外科学会
会長 森 俊幸
(佼成病院 外科部長/杏林大学肝胆膵外科 客員教授)